お問い合わせ

傷の深さ

子供の頃は、小児ぜんそくにヘルニア…夜中に母におぶさり病院に駆け込むことが何度もあった。

近所に遊ぶ友達もできなかったため、たまに体調の良い時には、一人で塀にのぼったり、空き地でうさぎ跳びをしたり…

忍者に憧れていたためか、どちらかといえば、お転婆な幼少時代だった。

 

当然、転んでケガをすることも多く、肘や膝は、赤チンでいつも真っ赤っか。

もちろん、ベソをかくのだけれど、痛みが引けば、「かさぶたを剥ぐ」という楽しみなイベントが待っている。

私は、この「かさぶたを剥ぐ」という行為が大好きだった。

剥いだ後に、薄く頼りない新しい皮膚が生まれているのを、子供心にも「身体の神秘」としてとらえていて、ワクワクしたものだ。

 

体の傷は、このように治ることを目で確かめられるが、心の傷はそうはいかない。

 

先日、少しショックなことがあった。

私自身、軽いスクラッチ程度と思ったのだが、どうやらそうではないらしい。思った以上の深手だった。

忙しい時は大丈夫だが、ふっと気が休まる瞬間、心に黒くて厚い雲が広がる。

苦しくて、悔しくて、復讐することまで考える自分に「ああ、私は今、醜い姿をしているんだろうな」と悲しくなった。自分でも心の傷の深さはわからない。

 

こんな時には、正論のアドバイスなど、余計に落ち込む原因となるので、誰にも言わずに自分で消化を試みる。頭では、「人を呪わば穴二つ」と理解しているが、感情はそうはいかない。「毒を食らわば皿まで」の心境だ。そんな自分が苦しくて、辛くなる。

 

そこで、試したのが「栄養療法」。

独学なので「療法」といえるようなものではないが…

まずはタンパク質。 体を作るとともに、これは心を育むためにも大切な栄養素。

日常の食事にプラスしてプロテインを多めに摂取。

そしてビタミンC。ストレス時には大量消費されるので、いつもより多めに摂取する。もちろん、ビタミンミネラルは、チームプレーなので、ビタミンCだけを摂るのでなくマルチビタミン&ミネラルにプラスして、ビタミンCを多くとってみる。

タンパク質で、心の筋力をアップするとともに、ビタミンCで心に風邪をひきにくくするという算段だ。

 

考えてみると、栄養は「健康な体を育む」ことは言われるが、「健全な心を育む」までは言われない。

サプリメントだって「関節に」「瞳に」とは言われても、「悲しみに」などというアプローチはない。

 

ということで…「心を育むレストラン」というテーマの飲食店はどうだろうか?

栄養は、体だけでなく「心・精神」にも影響することを伝えるレストランだ。

東洋医学の知恵を拝借してもいい。たとえば…

怒りという感情は、肝を痛める。その「肝」には、酸味のあるものが効くそうだ。

だから「プリプリ定食」などと名付けて酸味のあるおかずを供するのだ。

悲しみや憂いは「肺」を痛めるらしい。そして「肺」は辛いものが滋養するとある。「しくしく定食」は、キムチなどの辛味のあるおかずで、お客様の心を癒す。

まあ、定食の名前は置いといて…。

心と栄養は切り離すことができない。心に赤チンを塗ることはできないから

赤チン代わりの、いや赤チン以上の治療を栄養で施してみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事をシェアする

facebook
インスタグラム