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更新日 2017/03/21

声なんて、聞こえていればいいと思っていた

 

「声なんて、聞こえていればいいと思っていた」

 

これは、私のボイスレッスンに通ってくださっている男性の言葉です。

4回目のレッスンの前に、「過去3回のレッスンで、声に関して気づいたことや変化したことはありますか?」という私の問いに答えてくれたものです。

 

正直な答えだと思います。

多くの方が、このように思っていらっしゃるのではないでしょうか?  

しかし、この言葉の後にこんな話が続きました…

 

「声なんて、聞こえていればいいと思っていましたが、

レッスンで習ったことを家で練習していたら、娘が真似するようになって…。

その姿を見ていたら”ああ、声って聞こえるだけではダメで、

ちゃんと相手に届けることが大切だな”と思うようになりました。

そうすると、娘がどんどん明るくなってきたんです」 

 

この方は、特別な何かをしたわけではありません。

『声に想いを乗せて、相手に届くように』意識を変えたこと、

ただそれだけです。 

ご自分の声と「伝え方」を変えただけで、

娘さんが明るくなり、家庭の雰囲気が変わった。

期待以上の変化に驚きです。

 

また、この方は、仕事場でも「声が気になるな〜」と思っていたスタッフに、

朝10分間、一緒に発声練習をしたところ、

明るくイキイキと発話するようになってくれた。

と嬉しい報告をしてくださいました。 

家庭の中の、或いは職場の

誰かの「声」が変わっただけで周りの世界が明るくなる。

 

声にはそんな力があります。 

ボイスレッスンは特別の人のためにあるのでありません。

歯を磨くように、声を磨く。

美容室に行くように、声を整えに行く。

 

そんな時代が遠くないように感る今日この頃です。

 

 

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